2.日本におけるシルバーアクセサリーの歴史とあらまし

ところで私達日本人は、一体何時から銀を発見し、そして銀と関わるようになったのでしょうか。そして日本人は如何にしてシルバーアクセサリーを知り、そしてそれを愛好するようになったのでしょうか。更に日本において銀製品やシルバーアクセサリーはどのように発展してきたのでしょうか。この後は日本におけるシルバーアクセサリーの歴史について紹介します。
古代から世界各国の多くの人々、そして多くの民族が銀製品やシルバーアクセサリーを愛好してきたのと同じように、私達日本人も銀や銀製品に特別な思い入れが有ったと言ってもいいでしょう。
日本における最も古い歴史書の一つとして有名な日本書記によると、日本では7世紀より銀が産出されていたそうです。それほどの昔から日本人は銀に関わってきたのです。そして16世紀中期になってからは現在の島根県に在る石見銀山が本格的に開発されました。それから、山陰や北陸の各地で銀山が開かれてきました。そうした銀山の開発に伴って、様々な銀工、金工の金属工芸技術が開発、発展していきました。その精巧な細工を施された銀製品には実に色々なものが有りました。例えば私達にも御馴染みの和洋茶器をはじめとして、酒器や食器、それに花器や置物、装身具類までもが有りました。銀で美しく製作されたそれらが、人々の日常の生活を美しく飾ってきました。当時金属に細工をする職業を錺師(かざりし)と呼んでいましたが、彼らは現在で言えばちょっとしたシルバーアクセサリーの技師とも言えましょうか。彼らは同時に刀剣や甲胄等の武具の製作にも関わりが深かった為に、江戸幕府や各大名家から特別な保護を受けてそして互いの技を競ったほどであったとも言われています。
そして大正から昭和にかけて、そうして培われてきたそれらの銀細工技術を使ったブローチやペンダント等といった、洋装のアクセサリーが制作されるようになりました。ここで現在のシルバーアクセサリーが数多く登場してきた、とも言えます。そして現在に至って、海外からの技術やデザインをも沢山取り入れた様々なシルバーアクセサリーが作られるようになり、日本での本格的なシルバーアクセサリーの流行に繋がっているのです。

如何でしたか。日本でもこのような銀、シルバーアクセサリーの発展の歴史を辿ってきているわけです。古代の日本人が銀や銀製品を愛したのと同じように、現在の私達も様々な銀製品やシルバーアクセサリーを愛好しているわけです。そして先にも紹介したように、現在は西洋風の技術やデザインも沢山入ってきて、日本における銀製品やシルバーアクセサリーも更にその種類が豊富になってきています。将来は日本の銀製品やシルバーアクセサリーはどのように変化していくのか、どのように発展していくのか、私達銀製品やシルバーアクセサリーも楽しみにしておきたいところです。